**キシリトールって本当にむし歯予防になるの?歯科衛生士がやさしく解説します!**🍬
キシリトールについて
こんにちは。歯科衛生士の田中です😊
今日はよく聞かれる「キシリトールってむし歯予防になるんですか?」というご質問に、専門家の立場からわかりやすくお答えしたいと思います!
◆ むし歯のしくみ、知っていますか?
むし歯は、ただ甘いものを食べたからできるわけではありません。
実は、むし歯の原因となるむし歯菌(代表的なのはミュータンス菌など)は、食べ物に含まれる“糖”をエネルギー源として取り込み、その代謝の過程で“酸”を排出します。
この“酸”が歯の表面(エナメル質)をじわじわと溶かしていく──これがむし歯のはじまりです。
◆ キシリトールがむし歯予防に良いと言われる理由
キシリトールは天然の糖アルコールで、見た目も味も「甘い」のですが、むし歯菌はキシリトールをうまく代謝できません。
つまり、糖と違って酸を生み出すことができないのです。
そのため、キシリトールを含むガムやタブレットなどを取り入れると、むし歯の原因となる“酸”の発生を抑えることができるというわけです。
さらに、キシリトールにはだ液の分泌を促進する効果もあり、だ液によってお口の中が中和されたり、再石灰化が促されたりする点も、むし歯予防にとってプラスの作用といえます✨
◆ ただし!注意したいポイントも
「キシリトール入り」と書いてあるからといって、すべての製品がむし歯予防に効果的とは限りません。
むし歯予防効果を期待するには、
✅ 甘味成分の50%以上がキシリトールであることが目安になります。
製品によっては、キシリトールがほんの少しだけ使われているだけのものもあるので、成分表示をしっかりチェックして選びましょう。
また、キシリトールは体質によっては一度に大量に摂取するとお腹がゆるくなることがあります。特にお子さまが食べすぎないよう、注意してあげてくださいね。
◆ キシリトールは「補助的」な予防手段
キシリトールは、むし歯予防にとって“頼もしいサポート役”ではありますが、あくまで補助的な手段です。
基本となるのは、やはり毎日の丁寧な歯みがきと、規則正しい食生活。
どうしても歯みがきができない外出先や、おやつのあとにすぐに歯を磨けないときなどに、キシリトールガムやタブレットを上手に取り入れていくと良いでしょう。
歯科衛生士監修口腔・デンタルケア専門店「スリーホルンズ」
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